岡山県平和委員会ニュース情報

アメリカが未臨界核実験を強行

8月19日にアメリカは今年4回目通算12回目の未臨界核実験を強行しました。以下に岡山県原水協が発表した抗議文を掲載します。

 

2000年8月19日

アメリカ合衆国大統領 ビル クリントン殿

原水爆禁止岡山県協議会

未臨界核実験「オーボエ5」に抗議し
NPT再検討会議の誓約を実行するよう要求する

 貴国が現地時間の8月18日に強行した12回目の未臨界核実験「オーボエ5」に強く抗議する。
 米国エネルギー省は、実験の目的を核兵器の安全性と信頼性を維持するためと発表しているが、膨大な核兵器を維持しつづけようということは,世界諸国民への挑戦であり絶対に許すことができない。
 ことし4月から5月にかけて行われたNPT再検討会議では、貴国を含めてすべての参加国が一致して核兵器を廃絶することを確認したばかりである。しかも、その中で貴国をはじめとする核保有国は,「自国の核兵器の廃絶を達成する」ことを「いかなる曖昧さもなく約束」したではないか。
 私たちは、貴国が、国際的な誓約に自らを律し、20世紀最大の負の遺産である人類滅亡の核兵器を速やかに廃絶する道に進むことを、重ねて強く求めるものである。

 

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