平和新聞
岡　山　版

　核兵器廃絶の大きな国際世論で
　 横暴ブッシュ政権,小泉首相を包囲しよう！
　　ーー原水爆禁止世界大会成功のため奮闘しましょうーー

☆「原水爆禁止２００１年世界大会」の成功へ奮闘しましょう。
　アメリカのブッシュ政権は大軍拡計画である「ミサイル防衛計画」の推進のために７月１４日にミサイ
ル迎撃実験を行いました。これに対し、原水爆禁止岡山県協議会はミサイル迎撃実験と「ミサイル防
衛計画」の即時中止を求める声明をブッシュ大統領と小泉首相に送りました。
　アメリカはこの計画推進のために「弾道弾迎撃ミサイル（ＡＢＭ）制限条約」を破棄し、はては「包括
的核実験禁止条約（ＣＴＢＴ）」や「核不拡散条約（ＮＰＴ）」の「核保有国の核兵器完全廃絶の約束」も
無視しようとしています。このようなアメリカの一方的な横暴に対して同盟関係にある核保有国からさ
え批判の声があがっています。
　また被爆国日本の小泉首相が、この「ミサイル防衛計画」に対し「理解」を示し、日米軍事同盟のい
っそうの強化や沖縄問題、地球温暖化、銀行不良債権処理など全面的にアメリカ追従の姿勢を表明
したことは、「靖国神社公式参拝」へのこだわりや教科書問題への対応と合わせて国民やアメリカ以
外のあらゆる諸国からきびしい批判をあびざるをえません。
　国連憲章や既存の条約、国際法よりも「アメリカの国益」を最優先させ、世界の軍拡競争を再燃させ
ようとしているブッシュ政権に盲目的に追従し、いっそうの国際的孤立と日本国民の安全無視を進め
る小泉首相の真の姿をこの機会にまわりのひとに明らかにしていきましょう。
　そして平和行進と原水爆禁止世界大会を成功させて「核兵器廃絶」の路線の正しさを証明していき
ましょう。