岡山県平和委員会主催 予想人数大幅に上回り青年１８名、計２３名集う ４月２０日水島協同病院２Ｆ講堂にて高知県原水協の和田忠明先生を講師に迎え、３・１ビキニ集会参加者ならびに岡山県平和委員会が平和学習会を企画しました。 平和についての思いを伝えたいという思いから企画し、青年を中心に学習会を呼びかけました。予想を上回る参加者数は企画した青年達にとって、平和への関心が世の中に高まってきていることを確信するものでした。 第１部は、３・１ビキニ集会参加者の青年３名が講師となり、それぞれテーマを決め学習したことを伝えました。テーマは「３・１ビキニについて」、「体に及ぼす放射線について」、「久保山愛吉さんについて」でした。３・１ビキニ集会に参加したことをきっかけにそれぞれ勉強したことを自分なりに伝えることができたと思います。 第２部は、和田忠明先生の講師による、「マーシャル諸島の核実験と現在」を勉強しました。３・１ビキニ集会のとき、日本代表団の１人としてマーシャル諸島に行かれていた先生のお声だけは現地との電話中継で聞いていましたが、今回先生のお話を直接聞けるということは信じられない気持ちでした。現地のスライドや地図などを用いてマーシャルの人びととの交流の様子をお話してくださいました。お忙しい中、貴重なお話を聞くことができて大変勉強になりました。途中、文化や生活の違いによる笑い話も登場したりして、３・１ビキニについてあまり知らなかった人にも目で見てわかりやすく勉強できました。 参加した青年の中には、「何が起こるかわからない今の時代、戦争はダメということは頭ではわかっているが、平和について感覚がマヒしていた。今回の学習会であらためて平和の大切さへの気持ちを振り返ることができた。」とか、「マーシャル諸島で水爆実験が行われていることは知っていた。アメリカのそれに対する補償による島の生活と住民自身の気持ちに矛盾があることがわかって驚いた。本当の幸せとは何か？考えさせられた。」などの気持ちを聞くことができました。 自分達なりに企画し、和田先生の貴重なお話とともに広く人びとに平和について考えるきっかけになればさいわいです。 学習会後も和田先生自身の戦争体験や高知県のお話で盛り上がり、しっかり交流を深めることができました。 -----Ｋさんの感想と記事を紹介しました。---- |