有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る岡山県共同行動連絡会が結成されました。

2003年7月20日(日)13:30〜JA岡山7Fで結成総会が開催されました。

有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る共同行動の呼びかけ

平和を愛する県民のみなさん。
 アメリカとイギリスによるイラク攻撃は、クラスター爆弾や劣化ウラン弾など非人道兵器を含む圧倒的な軍事力によって、多くの市民の命を奪い、深刻な破壊をもたらしました。国連決議もなく、イラクが「大量破壊兵器を保有している」と断定して始められましたが、その大量破壊兵器は、フセイン政権崩壊後今に至っても発見されていません。
 この攻撃は、一方的に他国に侵攻し、政権を転覆する先制的な戦争であり、紛争の平和的解決を求め、武力行使を厳しく規制した国連憲章の枠組みを破壊するものといわなければなりません。アメリカの同盟国を含む多くの政府が反対し、数千万人の反戦行動が世界をゆるがせました。
一方、イラク攻撃を支持する小泉内閣は、有事三法案を多くの国民の反対や慎重審議を求める声を振り切って成立させました。この有事三法は、憲法の平和原則を踏みにじって@アメリカが引き起こす無法な戦争に参戦し、A自衛隊の海外での武力行使に公然と道を開き、B国民を強制的に戦争に動員することを定めています。
 さらに政府・与党は第156国会を大幅に延長し、「イラク特措法案」の成立を図ろうとしています。この法案は、国連憲章に違反した米英のイラク攻撃を正当化し、軍事占領を追認するとともに、自衛隊を地上戦闘が行われている場所に戦後初めて派遣するものです。憲法の平和原則がここでも根本から破壊されようとしています。イラクでは市民の抵抗で戦闘が続いており、この法案が成立すればイラク国民を自衛隊が殺傷することも起こりかねません。
21世紀の初頭、私たちの願いとはおよそかけ離れた無法と戦火が、世界を不安と恐怖におとし入れています。この日本でもアメリカに追随して再び戦争する国にする法整備がすすめられ、国際協調と対話でこそ解決されるべき北朝鮮の核問題が、対決をあおって戦争準備に利用されています。
この間県内各地では、さまざまな団体やグループがそれぞれに平和を求める共同行動を積み重ねてきました。今日の事態はこうした動きを大きく一つにまとめ、県民世論を高めることが求められています。そこで私たちは緊急に呼びかけます。
「有事三法の発動を許さず、海外派兵に反対し、憲法を守る」一点で、県内の個人はもとよりあらゆる組織やグループに参加の窓を開く「有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る共同行動連絡会(仮称)」(略称:有事法制・海外派兵反対連絡会)を立ち上げようではありませんか。
あなたにはこの会にご参加いただきますようこころからお訴えいたします。
2003年7月9日
 
呼びかけ人
石井淳平(平和・民主・革新をめざす岡山の会)、石田正也(弁護士)、市場恵子(心理カウンセラー)、和泉かよ子(主婦)、宇野稔(日本キリスト教団東中国教会総会)、梅田環(岡山バプテスト教会牧師)、浦部信児(憲法を生かす会)、大石和昭(弁護士)、加百智津子(おかやまコープ職員)、川崎清八(岡山地区労)、河重寛子(母親連絡会)、河田英正(弁護士)、倉橋剛(琴浦教会牧師)、後藤正史(岡山カトリック教会司祭)、鈴木實(ピース9岡山)、妹尾幸敏(県労会議)、武田英夫(県議)、竹本かおり(ストップ・ザ・ウォー実行委員会)、谷口成円(ピースサイクル実行委員会)、中尾元重(平和委員会)、難波幸矢(日本キリスト教団東中国教区社会委員会)福田哲也(ストップ!ザ戦争市民の会)、野田隆三郎(百万人署名運動・岡山連絡会)、早川正樹(Peace Walkおかやま実行委員会)、前原成美(平和憲法の会)、山口和秀(岡山憲法会議)、矢山有作(憲法をくらしに生かす美作の会)、脇本寿(岡山キリスト者平和の会)、渡辺慎一(元県議)
申し合わせ案
(名称)
第一条 この会の名称は「有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る共同行動連絡会(仮称)」(略称:有事法制・海外派兵反対連絡会)とします。
(目的)
第二条 この会は、有事三法の発動を許さず、海外派兵に反対し、憲法を守る運動をすすめることを目的とします。
(構成)
第三条 この会は、思想・信条のちがいをこえて、会の目的に賛同する団体、個人によって構成します。
第四条 会の事務所は、岡山市におきます。
(役員)
第五条 この会に、世話人、代表世話人、事務局員をおきます。
(機関)
第六条 この会におく機関と会運営の原則は次の通りとします。
(1)総会は会の総意をまとめ、世話人、事務局を選びます。
(2)世話人は、世話人会を構成し運動の具体化を行い、代表世話人を選びます。
(2)代表世話人は会を代表します。
(3)事務局は世話人会のもとに日常業務をおこないます。
(4)会の運営は全員一致制を原則とします。
(財政)
第七条 この会の活動資金は賛同する団体(1口2,000円)、個人(1口1,000円)の拠出金、および寄付金などでまかないます。会計年度は毎年7月から翌年の6月までとします。
以上
有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る
共同行動連絡会
(仮称)(略称:有事法制・海外派兵反対連絡会)

私も賛同します。
☆団 体 名(代表者名)☆個人(氏名)                                                               
住   所 (〒   −    )                            
TEL FAX
メールアドレス
氏名の公表 可  不可(いずれかに丸印をつけて下さい)
会費 団体(1口2,000円) 口   円 個人(1口1,000円) 口   円
* 賛同していただける方は、下記まで郵送またはFAX、メールをお願いします。
  有事法制の発動と海外派兵に反対し、憲法を守る共同行動連絡会(仮称)準備会
   連絡先:岡山憲法ひろば086-224−4090 
〒700-0815 岡山市野田屋町1-3-3-303
岡山県労会議 Fax 086-221-3595 (п@086-221-0133)
〒700-0905 岡山市春日町5−5
    メール・アドレス okakenro@mx1.tiki.ne.jp

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